「眉毛を早く生やしたいならワセリンを塗ればいい」
これってよく聞く話ですが、本当に生える?リスクはないの?って感じですよね。
結論から言うと、ワセリンはあまり眉毛に塗らないほうがいいです!
ワセリンはたしかに肌にいいですが、眉毛にとなると微妙な点も多かったりします。
私は眉なし歴12年。過去には全剃りをしていた時期もありましたが、今は眉育のおかげで人並みに眉毛が生えています。
そんな経験をもとに
- ワセリンで眉毛は生えるのか
- 眉毛にワセリンを塗るデメリット
- ワセリンより効果的な眉育
などを紹介していきます。
正しい方法で眉育をしていけば、眉毛がない状態からでもナチュラル眉になれますよ♪
ワセリンで眉毛は生える?

まず、ワセリンで眉毛が生えるという科学的根拠はありません。
そもそもワセリン自体に眉毛を生やす効果はないんです。
しかし、実際に「ワセリンで眉毛が生えた!」という人も一定数います。
それはなぜか?元の肌状態があまり良くなく、ワセリンを塗ることでそれが改善されたからです。
もともと肌状態が良い人は、ワセリンによって眉毛が生える実感は得られないと考えられます。
ワセリンの効果は保湿と保護

ワセリンは石油が原料で、効果は肌の保湿と保護です。
肌に膜を張って水分を閉じ込めるので、保湿効果はかなり高いといわれています。
ワセリンはこんなときにも使われます。
- シンプルスキンケア
- 眉毛の脱色時の肌荒れ防止
- ボクサーの出血防止
このことからも、ワセリンは肌を保護する力が高いのがうかがえます。
育毛効果がないのに「眉毛が生える!」といわれているのは、保湿と保護により肌環境が整うからと考えられますね。
肌状態が整って生えやすくなっている説
なぜ肌環境が整うと眉毛が生えやすくなるのか?
理由は以下のとおり。
- 外部刺激から肌を保護→肌の状態がよくなる
- しっかりと肌を保湿→肌が柔らかくなりターンオーバーが整う
実際にワセリンでスキンケアをしてみるとわかりますが、保湿効果はかなりすごいです。
乾燥が気にならなくなるし、肌質もよくなる気がします。
キメが整うというか、つるんっとした感じになるんですよね。
今まで肌の状態がよくなかった人は、ワセリンでターンオーバーが整うことで眉毛が生えやすくなっているのかもしれません。
眉毛にワセリンを塗るデメリット

「そんなに肌にいいならやっぱり眉毛に塗っても良さそう!」と思うかもしれませんが、ワセリンにはデメリットもあります。
- 眉毛の毛穴が詰まる可能性
- 逆に眉毛が抜けやすくなることも?
- 眉周りの肌トラブルの原因に?
ワセリンを塗ることで必ずしもこうなるわけではないですが、その可能性もあるということは覚えておきましょう。
わたしは肌荒れしたときはスキンケアにワセリンを取り入れていますが、上記のデメリットがあるので眉毛には塗っていません。
毛穴詰まりの危険性がある

ワセリンの保湿・保護効果はかなり高いですが、それが眉毛の毛穴詰まりの原因になってしまうこともあります。
ワセリンの特長はその密封性の高さ。
しかし、蓋をする効果が高いということはニキビや毛穴詰まりのリスクもあるということです。
実際にスキンケアで使っていて感じますが、ワセリンはきちんと洗顔しないと落ちません。
毛穴詰まりの危険性を考えると、わざわざ眉毛に塗らなくていいかなという感じです。
逆に抜けやすくなるという意見も

ワセリンを眉毛に塗っていたら、生えるどころか逆に抜けやすくなったという意見も聞きます。
考えられる原因は、
- 毛穴詰まりで眉毛が抜けた
- 眉ニキビができて抜けた
前述したとおりワセリンは密封性が高いので、眉毛に塗っていると毛穴詰まりのリスクがあります。
そして、毛穴が詰まると眉毛が抜けやすくなるんですね。
また、毛穴詰まりは眉ニキビの原因にもなります。
眉ニキビができるとその箇所の毛は抜けてしまうので、ダブルでよくないですね。
眉毛を生やすためにケアをして逆に抜けていては元も子もないので、リスクのあることはあまりしないことをおすすめします。
肌トラブルの原因になるかも

ワセリンは低刺激なので赤ちゃんにも使えるといわれていますが、肌トラブルが起きることもあります。
原料が石油なので合わない場合は反応するし、肌状態や塗り方によってはニキビができやすくなることも。
わたしがワセリンを肌に塗って感じたことは以下のとおり。
- 肌の乾燥、粉吹き、赤みは改善される
- ふだんできない箇所にニキビができる
- 肌がいつもよりベタつく
- たまにかゆみが出る
肌の保湿・保護効果はかなり高いので、たしかに肌荒れはだいぶよくなります。
しかし、使っているとニキビができやすくなると感じますね。
これは脂のせいかなと。
毛穴詰まり?と思って怖いのでかなり薄く伸ばして使っていますが、それでもニキビになりかけみたいな兆候が出ることもあります。
あとは肌のベタつきとかゆみが気になりますね。
薄く塗ってもかなりベタつくので髪の毛が張り付いたりします。
この刺激で逆に肌荒れしそう…と思ってしまったりも^^;
Twitterには、ワセリンをまつ毛や眉毛に塗ると眼病やまつ毛ダニの増食のもとになるという意見もありました。
下手すると失明レベルなので眼科医すら注意喚起をしているとか…。
これが本当かは不明ですが、たしかにこれだけ密封性が高いものが目に入ったら…と考えると危ないですよね。
もし万が一のことがあったら怖いので、目の周り・眉毛には塗らないほうがいいと思いました。
このようにワセリンにはデメリットもあるので、わたしは眉毛には使用していません。
逆に眉毛が生えにくくなったら困りますしね^^;
眉毛を生やすのにオロナインが有効って本当?

ワセリンと同様に、オロナインでも眉毛が生えるという説があります。
しかしワセリンと同じで、オロナインで眉毛が生えるという科学的根拠はありません。
そればかりか、オロナインを眉毛に塗り続けると、下手するとワセリン以上のデメリットがあります。
眉毛を生やすのが目的なら塗らないほうがいいです。
オロナインに眉毛を生やす効果はない

ワセリン同様、オロナインには眉毛を生やす効果はありません。
成分を見ればわかるんですが、殺菌と保湿効果で構成されています。
オロナインの成分は
有効成分(1g中)
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
添加物
ラウロマクロゴール ポリソルベート80 硫酸Al/K マクロゴール グリセリン オリブ油 ステアリルアルコール サラシミツロウ ワセリン 自己乳化型ステアリン酸グリセリル 香料 精製水
引用元:オロナイン公式サイト
オロナインの有効成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液の作用は、殺菌と消毒。
軽い殺菌作用があるため、でき始めのニキビには効きます。
ですが、殺菌したからといって眉毛が生えるわけではありません。
オロナインの効果・効能

オロナイン公式サイトに書かれている、オロナインの効果・効能のすべては以下のとおりです。
にきび・吹き出物・はたけ・やけど(軽度)
ひび・しもやけ・あかぎれ・傷・水虫(じゅくじゅくではないもの)
たむし・いんきん・しらくも
引用元:オロナイン公式サイト
軽い外傷には効きますが、眉毛が生える効果はありません。
オロナインを眉毛に塗るデメリット

オロナインを眉毛に塗っても毛が生えないばかりか、リスクもあります。
ワセリンよりも刺激となる可能性が高いので、眉毛を生やす目的で毎日塗るのはやめたほうがいいです。
オロナインのリスク
- 副作用の可能性あり
- アナフィラキシー症状が起きる可能性あり
肌に合わないと赤み・かゆみ・腫れが生じることがあります。
この場合は副作用が出ている可能性が高いので、すぐに使用を中止してください。
しかし、それよりも怖いのがアナフィラキシー症状。
オロナインの有効成分である、クロルヘキシジングルコン酸塩を含む製品の使用によるアナフィラキシー症状が一定数確認されています。
- かゆみ
- じんましん
- 声のかすれ
- くしゃみ
- のどのかゆみ
- 息苦しさ
- 動悸
もし使用中にこのような症状があらわれた場合は、すぐに病院に行ってください。
可能性としては低いかもしれませんが、アナフィラキシー症状の可能性があるのは怖いです。
眉毛が生える効果もないので、オロナインを毎日眉毛に塗るのはやめておきましょう。
オロナインを眉毛に塗ってみた結果
私は今まで、あらゆる眉毛が生える方法を試してきました。
なので、もちろんオロナインも試したことがあります。
(当時はオロナインのリスクを知りませんでした)
オロナインを塗ると、油分で眉毛がテカります。
そのテカリで眉毛が濃くなったようには見えました。(ワセリンと同じですね)
しかし、実際に毛が生えているわけでも濃くなっているわけでもありません。
そればかりか油分で毛穴がゆるんだのか、塗った直後に眉毛がかゆくて擦ったら毛がぽろっと抜けました・・・。
それがショックだったので、オロナインを眉毛に塗るのはすぐやめましたね^^;
もちろん、その毛がもともと弱っていたとも考えられます。
ですが、オロナインで眉毛が抜けやすくなるというのはTwitterでも見ました。
抜けるリスクも考えると、オロナインは眉毛に塗らないほうがいいです。
ワセリン・オロナインより効果的な眉育
わたしが実際にやってみて効果のあった眉育を紹介します。
ワセリンのように「逆に抜けやすくなるかも」というリスクもないので安全です。
- 眉毛美容液を使う
- 栄養をしっかり摂る
- 生活習慣を整える
基本的にこの3つを押さえていれば眉毛はちゃんと生えてきます。
わたしも全剃り状態から人並みまで生えました。
眉毛美容液を使う

眉毛美容液を使うことで眉毛の成長を促進することができます。
ワセリンとは違い眉毛を生やすのをサポートする成分が配合されているので、効果的な眉育をしたい場合は眉毛美容液のほうがおすすめですね。
眉毛美容液を使うことで以下のような効果が得られます。
- 眉毛のハリ・ツヤ・コシがアップ
- しっかりとした眉毛が生えてきやすくなる
- 眉毛が抜けにくくなる
- 眉毛のダメージを修復する
このように、眉毛のコンディションを整えてくれるのが眉毛美容液です。
わたしも眉毛美容液は今でも使っています。
抜け毛や切れ毛が減って眉毛が早く伸びるので、自分の好きな形の眉をデザインしやすいですよ。
使えば使うほどナチュラルな眉毛になれるので、美眉を目指したいならおすすめです。

栄養をしっかり摂る

眉毛を生やすなら栄養バランスを整えることも大事です。
私達の肌や毛、体すべてをつくるのは食事。
食事の質が低いと眉毛も生えてきにくくなってしまいます。
眉毛にまでしっかりと栄養素を送るためにも、栄養バランスのいい健康的な食事を心がけましょう。
眉毛を生やすのにいい食べ物・栄養素はこちらにまとめています。

生活習慣を整える

眉毛を早く生やすには生活習慣も大事です。
健康的な生活を心がけることで体の調子が整い、眉毛も生えてきやすくなりますよ。
- 睡眠時間をしっかりとる
- ストレスを溜めない
- 血行を良くする
- 適度な運動をする
これらを心がけることで、眉毛が生えてきやすい土台作りをすることができます。
- 睡眠時間はできれば7時間
- リラックスタイムをもつ
- 半身浴やマッサージをする
- 週に1~2回は軽い運動をする
このような感じで、少しずつ健康的な生活に変えてみてください。
健康的な生活はメンタル面にもいい作用をするので、眉毛を生やすだけでなく心身ともに充実した毎日を過ごせるようになりますよ。


眉毛を生やすには正しい方法で

ワセリンで眉毛が生えるという科学的根拠はないので、あまり期待しすぎないほうがいいです。
そればかりか逆に眉毛が生えにくくなるかもしれないので、ワセリンで眉育をするのはおすすめできません。
本当に眉毛を生やしたいなら、ちゃんと正しい方法で眉育をしましょう。
- 眉毛美容液を使う
- 栄養をしっかり摂る
- 生活習慣を整える
これらを続けていればちゃんと眉毛は生えてきます。
わたしもこれらを取り入れることで、全剃り状態から眉毛を生やすことに成功しました。
眉毛美容液は若干のお金はかかりますが、他の方法はお金もかからずにできるのでぜひ試してみてください。
正しい方法で眉毛を生やせば、そこからはどんどん美眉に近づいていきます。
「眉毛が全然生えない…」という悩みもなくなるので、自分のすっぴんも好きになれるようになりますよ♪
