「眉毛の形が気に入らないから変えたい…」
「憧れのモデルのようなきれいな眉毛になりたい…」
そう思ったとき、全剃りが手っ取り早いと考えてしまう人も多いですよね。
しかし、それは間違いです!!
全剃りにはデメリットも多いし、不自然な仕上がりになってしまいます。
眉毛の形を変えるなら、全剃りなんかせずに少しずつ整えるのが一番です。
私自身、昔は全剃りをしていたこともありましたが…かなり不自然&生やすのに苦労しました…。
そんな経験をもとに、
- 全剃りのメリット・デメリット
- 眉毛の形を少しずつ変える方法
- すでに全剃りをしている場合の対処法
を紹介していきます。
ていねいにお手入れをしていけば、全剃りなんてしなくても理想の眉毛に近づけていくことができますよ♪
眉毛の形を変えるのに全剃りがダメな理由
眉毛の形を変えたいからといって、安易に全剃りに走るのは危険です。
その理由は以下のとおり。
- 生えてこなくなる可能性がある
- 眉毛が不自然な印象になる
- すっぴんが悲惨
- 剃り跡と筋肉が目立つ
- 眉メイクが落ちやすい
この中でも特に大きなデメリットとなるのが、眉毛が生えてこなくなる可能性があるということ。
眉毛の形にも流行があります。
生えなくなったら後々困ることも多いので、眉毛の形を変えたいからといって全剃りするのはおすすめできません。
生えてこなくなる可能性がある

眉毛の全剃りをしてしまうと、人によっては生えてこなくなる箇所ができることがあります。
なぜそんなことが起きるのかというと、眉毛にはもともと細かったり弱い毛もあるからです。
全剃りをするとその弱い箇所だけ生えてこず、部分的にはげている感じになることも。
通常、眉毛は2~3ヶ月のサイクルで生え変わるといわれています。
なので、全剃りをしてもそれぐらいの期間で生え揃うとされていますが…はっきり言って元通りの眉毛にはなりません。
全剃り前の眉毛とはちがう印象になるし、どこか毛の生え方がまばらです。
眉毛の生え変わりに関してはこちらのページでまとめています。

経験上、全剃りを繰り返すほど生えてきにくくなっていました。
わたしは全剃りを何度もしていたので、いまだに生えてこない箇所が少しだけあります。
まばら眉毛はみっともないので、全剃りはしないほうがいいです。
眉毛が不自然な印象になる

全剃りをしてから理想の眉毛を描いたとしても、はたから見ればやはり不自然です。
毛が生えてない状態で眉毛を描いているので、どうしても「描いてます」感が強いんですよね。
たとえば平行眉に形を変えたくて全剃りをする人もいますが、ベタッとした描いてる感があってナチュラルとは程遠いです。
全剃りの上に眉毛を描くと、どうしても眉毛だけ浮いてしまいます。
たしかに眉毛の形は変えれますが、不自然さのほうが勝つのでおすすめできません。
すっぴんが悲惨

全剃りをしてしまうと、すっぴんの顔が本当に悲惨なことになってしまいます。
これは実際にやらないと理解できないかもしれませんが、全剃り後の自分の顔を見たら後悔すること間違いなしです。
ホラーゲームなどは眉毛がないキャラも多いですが…あんな感じをイメージしていただければ。

全剃りをすると、「ちょっとコンビニまで行こうかな」というときでも眉毛を描かないと出たくないレベルだし、人相がめっちゃ悪くなります。
もちろん彼氏にもドン引きされるし、ウケは最悪です。
すっぴんの自分の顔が嫌になるので、全剃りはしないにこしたことはありません。
剃り跡と筋肉が目立つ
全剃りをしてしまうと、眉毛の上部分の筋肉が目立つようになってしまいます。
これは、普段は眉毛で隠れている筋肉があらわになってしまうからですね。
眉上の筋肉については、詳しくはこちらにまとめています。

また、色白の人や元の眉毛が濃い人は剃り跡が青く目立ちやすいです。
全剃りで自分の理想の眉毛の形に変えれたとしても、剃り跡や筋肉が目立つことで眉毛が2本あるように見えてしまいます。
「この人、眉毛がないところに描いてるな」ってわかるし、かえって不自然なんですよね。
わたしも全剃りをしていたときは剃り跡と筋肉が目立つのが悩みでした。
剃り跡はまだメイクでごまかせるかもしれないですが、筋肉は隠しようがありません。
全剃りをする前によく考えることをおすすめします。
眉メイクが落ちやすい

全剃りの上に眉メイクをすると、眉毛がある状態と比べてメイクが落ちやすいです。
毛がないのでメイクも乗りにくいし、ちょっとこすれて薄くなったらすぐに消えるんですよね。
夏場なんかは、「ちょっと汗をかいたら眉毛が部分的に落ちていた…」なんてことも起きます。
そうなるとかなりかっこ悪いので、眉メイクが落ちないように常に気にしないといけません。
これはかなりストレスだし、眉メイクが簡単に消えないように手間をかけるのでメイクにも時間がかかります。
いらない手間が増えるので全剃りはおすすめできないですね。
眉毛全剃りのメリットってあるの?
このように、全剃りにはデメリットがたくさんあるので基本的にはしないほうがいいんですが…少しだけメリットもあったので紹介します。
- 自分の好きな眉毛が描ける
- コスプレなどがしやすい
眉毛がまったくない状態なので、自分の好きな形の眉毛を描くことができます。
自由度はかなり高いので、コスプレをする人にとってはいいと思いました。
自分の好きな眉毛が描ける

邪魔をする毛がまったくないので、
- 好きな位置
- 好きな太さ
- 好きな形
で眉毛を描くことができます。
眉頭も眉尻も何もかも固定されていないので、自分の描きたいように描けるのはいい点ですね。
日によって眉毛の形を変えることもできるので、いろいろな眉毛を試したい人にとってはいいのかもしれないです。(やはり不自然ですが…)
眉毛の形によって顔の印象も変わるので、いつもとは違う自分になったような新鮮味は味わえます。
コスプレなどがしやすい

アニメやヴィジュアル系バンドのコスプレをする人と全剃りは相性がいいです。
このようなコスプレのメイクは非現実的なので、描いてます感のある眉毛のほうがしっくりくるんですよね。(自眉では不可能な形の眉毛もあったりします)
実際に、コスプレをしている人の中には全剃り派も一定数います。
いろんなコスプレをする人はそのコスに合わせて眉毛も変えるので、そういう人にとっては眉毛がないほうが都合がいいのかもしれません。
実際、わたしも初めて全剃りをしたのはコスプレをしていた頃でした。
このように、自分の好きな眉毛を描けるというメリットが全剃りにはあります。
しかしどうしても描いてます感が出るのでコスプレ以外では不自然だし、デメリットもたくさんあるのが現実。
よっぽどの事情がない限りは全剃りはしないことをおすすめします。
眉毛の形を少しずつ変える方法
ここからは、全剃りをせずに眉毛の形を少しずつ変えていく方法を紹介していきます。
- まずは理想の眉毛を描く
- はみ出ている部分の毛をお手入れ
- 生えてほしい部分の毛は触らない
- 眉育を取り入れる
いきなり全部剃ってしまうよりも、少しずつ整えていくほうが自然に理想の眉毛に近づけます。
少し時間はかかりますが、このほうがナチュラルだしきれいな眉毛になりますよ。
まずは理想の眉毛を描く

まずは自分の理想の眉毛を描いてみましょう。
いきなり眉毛の形を大きく変えようと失敗するので、とりあえず描いてみてから今後のお手入れを考えていきます。
こんな形になりたい、こんなふうに生えてほしいという眉毛を描いてみてください。
このとき、自眉の形は無視してOKです。
理想の形の眉毛が描けたら、この形に沿ってお手入れをしていきます。
はみ出ている部分の毛をお手入れ

理想の眉毛が描けたら、その形からはみ出ている部分の毛を処理しましょう。
ここで使うのは眉ハサミとカミソリです。
毛抜き派の人もいるかもですが、毛抜きは絶対にNG!
下手したら生えてこなくなります。
順番としては先に眉ハサミ、処理しきれない部分をカミソリでやるのがおすすめです。
いきなりカミソリでザッと剃っていくと失敗することもあるので、まずは眉ハサミでいらない部分の毛をカットしましょう。
カットするだけでも眉毛の形・印象が変わりますよ。
その後、眉ハサミでは処理しきれない部分をカミソリで剃りましょう。
ただし、やりすぎないように注意です。
もし眉尻あたりの形が気に入らずに全部剃り落としたい場合。
一気にやりたい気持ちはわかりますが、少しずつのほうがいいです。
いきなり眉尻ぜんぶを落とすのは危険だし、すっぴんの印象も大きく変わってしまいます。
日を重ねるごとに少しずつ手を加えるのがおすすめです。
あと、できるだけ眉毛の上部分は剃らないようにしましょう。
全剃りのデメリットでも言いましたが、筋肉や剃り跡が目立ってしまいます。
生えてほしい部分の毛は触らない

理想の眉毛の形からはみ出ている部分の毛を処理できたら、あとは生えてない部分に毛が生えてくるのを待ちましょう。
生えてほしい部分の毛を一切処理せず放置していたら、1ヶ月もすれば少しずつ生えてきます。
ただ、生えかけのときは汚いので少しストレスを感じるかもしれません。
それに関しては我慢しかないので頑張りましょう。
このとき、生えてほしい部分に眉毛美容液を塗っていると毛が生えてきやすくなります。
毎日塗り続ける必要はありますが、眉毛を早く生やしたいなら取り入れるのも有りです。
ちなみに、もとから毛が明らかに生えてないところには生えません。
毛根がない場所には毛は生えないようになっています。
うっすらとでも産毛があるor毛根がある部分なら生えますよ。
ただ、目の周りはわりと広範囲に毛が生えるようになっています。
(まつ毛美容液を塗っていたらまぶたのキワにまで毛が生えるような感じ)
産毛を少しずつ育てていけば、目と眉毛の距離を近くすることも不可能ではありません。
眉育を取り入れる

眉毛の形を変えるときに、弱い毛しか生えてない部分にもっと強い毛を生やしたいと思うこともありますよね。
その場合は眉育を取り入れてみてください。しっかりとした眉毛が生えてきやすくなります。
- 食生活
- マッサージ
- 眉毛美容液
などの方法があるので、自分に合うものを取り入れてみましょう。
眉育は一日にしてならず。時間はかかりますが、続けていればちゃんと結果が出ます。
わたしも全剃り状態から眉育をして、今は人並みまで眉毛を生やすことができました。
「理想の眉毛の形にはあと少し…」ですが、2年前までほぼ眉毛がなかったのでこの変化は嬉しいです。
地道に続けていれば眉毛の形は理想に近づくので頑張ってみてください。



全剃りをしてしまった場合の対処法
「眉毛の形を変えたくて、すでに全剃りをしてしまっている…」という場合の対処法を紹介します。
- 生えてくるまでは触らない
- メイクでごまかす
- 眉毛を隠す
全剃りのデメリットを知らずに剃ってしまった場合、まずは眉毛を復活させるのが最優先です。
生えてくるまでは不自然さがありますが、メイクや眉毛を隠したりして乗り切ってください。
生えてくるまでは触らない

一度眉毛を全剃りすると、ちょっと毛が生えてきてもすぐにまた全剃りしてしまう人が多いです。
生え始めのポツポツとした黒ごまみたいな毛が汚いので、つい剃りたくなっちゃうんですよね。
しかし、そんなことを繰り返していたら本当に生えてこなくなる危険性があるのでNG!
ぐっと我慢です。
眉毛を放置していれば、ちゃんとまた毛が伸びてきます。
伸びてきたら理想の形の眉毛を作っていきましょう。
全剃りからの我慢方法はこちらにまとめています。

メイクでごまかす
うっかり全剃りをしてしまった場合は、生えてくるまでは眉メイクでごまかしましょう。
毛がまったくないので不自然さはありますが、気をつけて丁寧に描けば多少はマシになります。
メイク方法はこちらのページにまとめています。


剃り跡が目立つ場合は、コンシーラーやファンデーションを使って隠すのがおすすめです。
それでも隠せない場合はオレンジのチークをうすーくふわっと乗せるのも有りですよ。
剃り跡の青っぽさを目立たなくする効果があります。
眉毛を隠す

全剃りの状態から眉毛を生やす場合、いちばん簡単なのは眉毛を隠すことです。
たとえば前髪を作ってしまえば、眉毛が見えないので生えかけの汚さも気になりません。
眉毛を描くのに失敗したとしても見えないので問題なし、全剃りから生やすまでの期間におすすめです。
私も、全剃りをしていたときは前髪ぱっつんだった時期があります。
正直、男の人からのウケは微妙(むしろ悪い)ですが、眉毛のことを一切気にしなくて済みました。
前髪を作るのが嫌な場合は、すっぴんでの外出時は帽子とサングラスで隠すという手もあります。
眉毛の形を変えるにはマメなお手入れを♪

眉毛の形を変えたいからといって全剃りをするのはやめたほうがいいです。
全剃りには眉毛を好きな形にできるというメリットがありますが、それをはるかに超えるデメリットがあります。
- 生えてこなくなる可能性がある
- 眉毛が不自然な印象になる
- すっぴんが悲惨
- 剃り跡と筋肉が目立つ
- 眉メイクが落ちやすい
将来的なことを考えても、ナチュラルさを考えても、全剃りはしないほうがいいです。
全剃りなんてしなくても眉毛の形は少しずつ変えることができるので、まずはこれらを試してみてください。
- 理想の眉毛を描く
- はみ出ている部分の毛をお手入れ
- 生えてほしい部分の毛は触らない
- 眉育を取り入れる
わたし自身、自分の眉毛の形が気に入らずに全剃りをして後悔した過去があります。
そんな経験から、少しずつ眉毛の形を変えるほうが結果的に自分の理想の眉毛に近づくことを知れました。
マメにお手入れをしながら眉育をしていれば、眉毛の形は変えれます!
地道にがんばれば理想の眉毛も手に入りますよ♪